lesson-1_NFTとは
🎟 XRP LedgerのNFTは何が違うのか?
XRP LedgerにはNFT機能がスマートトランザクタとしてネイティブに存在しているため、NFTをミント・売買するためにスマートコントラクトを作成する必要がありません。
ミント時のフラグでSBTとして発行できたり、ロイヤリティが無効化されることもありません。
🪄 NFTの仕組みをざっくりとみる
NFTはNFTokenMintトランザクションによってミントされ、トランザクションの送信者に紐づいたNFTオブジェクト(NFTokenオブジェクト)が台帳上に作成されます。
- NFTokenオブジェクト
{
"TokenID": "000B013A95F14B0044F78A264E41713C64B5F89242540EE208C3098E00000D65",
"URI": "ipfs://bafybeigdyrzt5sfp7udm7hu76uh7y26nf4dfuylqabf3oclgtqy55fbzdi"
}
NFTオブジェクトには台帳全体で一意となる256ビットのIDが付与され、IDからは次のように発行者のアドレスやロイヤリティなどの情報を取得することができます。
- 最初の16ビット(4文字)はNFTのフラグを表します。
- 次の16ビット(4文字)はNFTのロイヤリティ を表します。
- 次の160ビット(40文字)はNFT発行者を表します。
- 次の32ビット(8文字)はNFTの分類値であるTaxonを表します。
- 最後の32ビット(8文字)はNFTのシーケンス番号を表します。
URIフィールドにはmint時に任意のデータを含めることができ、アートNFTではNFTのメタデータ情報を指すIPFS URIを含めることが一般的です。
トレード時はこのオブジェクトの所有者が変更され、バーン時はこのオブジェクトが台帳上から削除されます。
今ここに書いてあることがわからなくても、開発を進めていけばわかるので大丈夫です! 開発でもし迷子になったと思ったら、ここに戻って基礎を思い出してください!