lesson-2_Solanaプログラムを作成しよう!
👶 基本的なプログラムを作成する
⚠️ 注意
Windows 環境の場合は以下の手順をすべて WSL 上で行うことになります。
WSL にインストールされたファイル等は、
windows キー + R
でRUN
ボックスを開き、\\wsl $ \ Ubuntu
を入力すると確認できます。
home
フォルダ下のusername
フォルダ内にmyepicproject
があるはずです。
VS Codeでmyepicproject
を開きましょう。
そして、programs/myepicproject/src/lib.rs
とtests/myepicproject.js
の中身を 削除 します。
実際にファイルを削除するのではなく、ファイルの中のコードだけを削除してください。
そして、以下のとおりlib.rs
ファイルの中身を追加します。
use anchor_lang::prelude::*;
declare_id!("Fg6PaFpoGXkYsidMpWTK6W2BeZ7FEfcYkg476zPFsLnS");
#[program]
pub mod myepicproject {
use super::*;
pub fn start_stuff_off(ctx: Context<StartStuffOff>) -> Result <()> {
Ok(())
}
}
#[derive(Accounts)]
pub struct StartStuffOff {}
Rustが分からなくても大丈夫です。
以下で簡単に説明していきます。
use anchor_lang::prelude::*;
use
宣言はSolidityのimport
文のようなものです。
Solanaプログラムを書きやすくするために、Anchorが提供してくれる優秀なツールをインポートしています。
declare_id!("Fg6PaFpoGXkYsidMpWTK6W2BeZ7FEfcYkg476zPFsLnS");
これは、Anchorが自動生成した「プログラムID」と呼ばれるものです。
SolanaがWebアプリケーションを実行するための情報を持っています。
あとで変更するので、詳細はその時に説明します。
#[program]
この記述により、フロントエンドからフェッチリクエストを経由してSolanaプログラムを実際に呼び出すことができるようになります。
これはマクロと呼ばれるもので、基本的にはモジュールにコードを追加するものです。
クラスを継承するイメージで使います。
pub mod myepicproject {
use super::*;
pub fn start_stuff_off(ctx: Context<StartStuffOff>) -> Result <()> {
Ok(())
}
}
pub mod
により、以下の記述がRustのmoduleであると宣言できます。
これは、関数や変数のコレクションを定義する最も簡単な方法です。
ちなみに、今回宣言したモジュールの名前はmyepicproject
と定義しています。
myepicproject
モジュールの中では、start_stuff_off
関数を定義し、Context
を受け取り、Result <()>
を出力しています。
Result
タイプについての詳細は、こちらで確認してみてください。
この関数はOk(())
を呼び出す以外は何もしていません。
つまり、start_stuff_off
関数は、他の誰かが呼び出すことができる関数なのです。
今は何もしませんが、後ほど変更を加えます。
#[derive(Accounts)]
pub struct StartStuffOff {}
これは別の「マクロ」で、アカウントの制約を指定できます。
実際にこれらを実行してみて、何が起こるか見てみましょう。
💎 スクリプトを記述してローカルで機能することを確認する
プログラムをどのように実行し、どの関数を呼び出したいかをAnchorに指示する必要があります。
そのために、tests/myepicproject.js
を以下のとおり変更します。
const anchor = require("@coral-xyz/anchor");
const main = async () => {
console.log("🚀 Starting test...");
anchor.setProvider(anchor.AnchorProvider.env());
const program = anchor.workspace.Myepicproject;
const tx = await program.rpc.startStuffOff();
console.log("📝 Your transaction signature", tx);
};
const runMain = async () => {
try {
await main();
process.exit(0);
} catch (error) {
console.error(error);
process.exit(1);
}
};
runMain();
以下でコードの中身を説明していきます。
anchor.setProvider(anchor.AnchorProvider.env());
const program = anchor.workspace.Myepicproject;
const tx = await program.rpc.startStuffOff();
まず、anchor.setProvider
でsolana config get
からAnchorにプロバイダーを設定するように指示します。
このように記述することで、Anchorはプログラムをローカル上で実行することができるようになります(devnetでコードをテストできるようになります)。
次に、anchor.workspace.Myepicproject
を取得します。
これは、Anchorが提供している非常に優れた機能で、lib.rs
でコードを自動的にコンパイルし、ローカル上のバリデータがデプロイしてくれるというものです。
最後に、program.rpc.startStuffOff()
関数を呼び出し、ローカル上のバリデータが命令を「マイニング」するのを待ちます。
なお、runMain
は、main
関数を非同期で実行するための記述です。
続いて、myepicproject/Anchor.toml
の[scripts]
タグを少し変更します。
[scripts]
test = "node tests/myepicproject.js"
最後に、以下のコマンドを実行してみましょう。
※ VS Codeを使用している場合は、変更したファイルを全て保存してから実行してください。
anchor test
以下のように出力されていればOKです。
🚀 Starting test...
📝 Your transaction signature 4D5hbvQKADe6zxmB6qsnG5LRcfkYYCug3sAfbuKs94UdY1B4Hmj85DvnNLbagUxXQPqAJQDLocECEPtNa6RPayuS
ここまで無事に完了しました!
出力されたYour transaction signature
はstartStuffOff
関数が正常に呼び出されたことを意味します。
ここまでで、Solanaプログラムを作成し、ローカル上の Solana ノードにデプロイすることができました。
つまり、ローカル上に構築されたSolanaネットワークにデプロイされたプログラムと通信できるようになったということです。
これでSolanaプログラムとWebアプリケーションを繋ぐ準備がすべて整いました。
このAnchorの基本的なフローに慣れるため、以下のサイクルを覚えておきましょう。
1. lib.rs
にコードを書く。
2. tests/myepicproject.js
を使用してテストする。
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