lesson-1_プロジェクトの概要を掴もう
✨ NEAR Sharing Economy 開発プロジェクトへようこそ!
このプロジェクトではNEAR
というブロックチェーン上でアプリを作成して、バイクのシェアリングエコノミー
を構築しましょう!
プロジェクトを進めるには以下の技術が必要です。
- Terminal操作
- Rust (このリンクでは第 11 章までが主に本プロジェクトで扱 う範囲です)
- Javascript
- React.js
簡単な説明とコードを載せながら進めて行きますが、特にRustについては初めて触れる概念が多い人もいるかもしれません! わからないところは都度調べていきましょう! アプリ開発に進む前に技術を体系的に学びたい方は上記参考リンクから必要な部分を先に学ぶのも良いと思います。👍
💻 Rust とは?
開発者がバグの修正よりもプログラムのロジックに集中できるように設計された言語です。 例えばコード内にバグを含む場合はコンパイラが拒んでくれるのでコンパイルができません。 そのためコードを書いていく上で、コンパイラに拒まれることもしばしばあるでしょうが、 慣れていくうちにその開発環境の素晴らしさに触れることになるでしょう!
🧐 NEAR とは何か?
NEARの特徴は以下のようなものが挙げられます。
1. ユーザ(開発者 とエンドユーザ共に)の利用しやすい設計
- NEARには
アカウント
という概念があり、NEARのエコシステムに参加するためには誰しもアカウントを作成する必要があります。- 開発者はアカウントにスマートコントラクトをデプロイします。
- エンドユーザはアカウントを通してウォレットやスマートコントラクトを利用します。
- アカウント名はユーザが理解しやすいように任意の文字列で決めることができます。
- つまりアカウントというインタフェースを用意して、NEARへのアクセスをシンプルな構造にしているのです。
- またエンドユーザが資産を持たずとも利用できるようなコントラクト作成ができるといった特徴もあります。
2. スケーラビリティ
シャーディング
という技術を利用してトランザクションを高速化することができます。- ノードを追加することでネットワークの容量を増やせるので、ネットワークの拡大がしやすい設計になっています。
3. ブリッジ
- NEARではAuroraと呼ばれる仕組みを使い
ブリッジ
機能を実現しています。 - ブリッジ機能はイーサリアム上で動作するアプリをNEARプロトコル上で動作するように橋渡しすることができます。
- また
grant
という報酬システムを用意することでNEAR上での開発を支援をしているので、- 詳しくはこちらをご覧ください。
🛠 何を開発する のか?
バイクシェアdappを開発することで簡単なシェリングエコノミー
を構築しましょう!
シェアリングエコノミーを循環させるためにオリジナルトークン
を利用します。
以降このオリジナルトークンをft(fungible tokenの略)と呼びます。
主に以下の機能を実装します
- ftの発行と利用
- バイクの管理
- エンドユーザはバイクを使用・点検・返却することができます
- バイクを使用するにはftを消費する必要があります
- バイクを点検するとftを報酬として受け取ることができます
完成したバイクシェアdapp
は以下のような見た目になります
🌍 プロジェクトをアップグレードする
UNCHAIN のプロジェクトは UNCHAIN License により運用されています。
プロジェクトに参加していて、「こうすればもっと分かりやすいのに!」「これは間違っている!」と思ったら、ぜひpull request
を送ってください。
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