lesson-2_WEBアプリの初期状態をセットアップしよう

🐰 Web アプリケーションから NFT キャラクターを Mint する

前回のレッスンでは、Webアプリケーションからユーザーのウォレットアドレスにアクセスする機能を実装しました。

これから、Webアプリケーションから、コントラクトを呼び出しNFTキャラクターをMintする機能を実装していきます。

下記に、Webアプリケーションのレンダリングロジックを記します。

シナリオ 1. ユーザーが Web アプリケーションにログインしていない場合

👉 WEBアプリ上に、"Connect Wallet to Get Started" ボタンを表示します。

シナリオ 2. ユーザーは Web アプリケーションにログインしており、かつ NFT キャラクターを持っていない場合

👉 WEBアプリ上に、SelectCharacter コンポーネントを表示します。

シナリオ 3. ユーザーは Web アプリケーションにログインしており、かつ NFT キャラクターを持っている場合

👉 WEBアプリ上に、「Arena Component」を表示します。

「Arena Component」は、プレイヤーがボスと戦う場所です。

それでは、上記のシナリオを実装するロジックを構築していきましょう。

🧱 `SelectCharacter`コンポーネントを作る

ターミナルに向かい、client/src/Components/SelectCharacterフォルダに移動してください。

clientディレクトリ上で下記を実行すると、スムーズに移動できます。

cd src/Components/SelectCharacter

SelectCharacterの中に、SelectCharacterコンポーネントのロジックと、スタイルを保存していきます。

それでは、SelectCharacterフォルダの中にindex.jsというファイルを新しく作成しましょう。

ターミナル上で、SelectCharacterフォルダにいる状態で、下記を実行すると、index.jsが簡単に作成できます。

touch index.js

VS Codeでindex.jsを開いて、下記のコードをは貼り付けましょう。

import React, { useEffect, useState } from "react";
import "./SelectCharacter.css";
// setCharacterNFTについては、あとで詳しく説明します。
const SelectCharacter = ({ setCharacterNFT }) => {
  return (
    <div className="select-character-container">
      <h2>⏬ 一緒に戦う NFT キャラクターを選択 ⏬</h2>
    </div>
  );
};
export default SelectCharacter;

index.jsが更新できたら、App.jsを編集して、条件つきレンダリングを実装していきます。

👁 レンダリングロジックを構築してシナリオを実装する

まず、client/src/App.jsファイルをVS Codeで開き、新しく作成したコンポーネントをインポートしていきましょう。

import './App.css';の直下に下記を追加してください。

// SelectCharacter に入っているファイルをインポートします。
import SelectCharacter from "./Components/SelectCharacter";

この処理により、SelectCharacterに入っているファイル(index.jsとSelectCharacter.css)をApp.jsから呼び出せます。

次に、下記のコードを const [currentAccount, setCurrentAccount] = useState(null)の直下に追加しましょう。

// characterNFT と setCharacterNFT を初期化します。
const [characterNFT, setCharacterNFT] = useState(null);

ここでは、characterNFTとsetCharacterNFTという状態変数を初期化しています。

これらの変数は、これから実装するシナリオの中で使用します。詳しくは、後で説明します。

次に、下記のシナリオをApp.jsに実装していきます。

シナリオ 1. ユーザーが Web アプリケーションにログインしていない場合

👉 WEBアプリ上に、"Connect Wallet to Get Started" ボタンを表示します。

シナリオ 2. ユーザーは Web アプリケーションにログインしており、かつ NFT キャラクターを持っていない場合

👉 WEBアプリ上に、SelectCharacter コンポーネントを表示します。

まず、renderContentという名前のレンダリング関数を作成します。

renderContent関数に、すべてのシナリオを実装するロジックを記載していきます。

checkIfWalletIsConnectedを宣言したコードブロックの直下に下記を追加しましょう。

// レンダリングメソッド
const renderContent = () => {
  // シナリオ1.
  // ユーザーがWEBアプリにログインしていない場合、WEBアプリ上に、"Connect Wallet to Get Started" ボタンを表示します。
  if (!currentAccount) {
    return (
      <div className="connect-wallet-container">
        <img src="https://i.imgur.com/TXBQ4cC.png" alt="LUFFY" />
        <button
          className="cta-button connect-wallet-button"
          onClick={connectWalletAction}
        >
          Connect Wallet to Get Started
        </button>
      </div>
    );
    // シナリオ2.
    // ユーザーはWEBアプリにログインしており、かつ NFT キャラクターを持っていない場合、WEBアプリ上に、を表示します。
  } else if (currentAccount && !characterNFT) {
    return <SelectCharacter setCharacterNFT={setCharacterNFT} />;
  }
};

最後に、renderContentメソッドを呼び出していきましょう。

App.jsの中にあるHTMLの部分(return()で囲まれている部分)を下記のように書き換えてください。

return (
  <div className="App">
    <div className="container">
      <div className="header-container">
        <p className="header gradient-text">⚡️ METAVERSE GAME ⚡️</p>
        <p className="sub-text">プレイヤーと協力してボスを倒そう✨</p>
        {/* renderContent メソッドを呼び出します。*/}
        {renderContent()}
      </div>
      <div className="footer-container">
        <img alt="Twitter Logo" className="twitter-logo" src={twitterLogo} />
        <a
          className="footer-text"
          href={TWITTER_LINK}
          target="_blank"
          rel="noreferrer"
        >{`built with @${TWITTER_HANDLE}`}</a>
      </div>
    </div>
  </div>
);

🤓 Web アプリケーション上でシナリオをテストする

それでは、シナリオ1と2がそれぞれ機能しているか、テストしていきましょう。

シナリオ 1. ユーザーが Web アプリケーションにログインしていない場合

👉 WEBアプリ上に、"Connect Wallet to Get Started" ボタンを表示します。

まず、ターミナル上で下記を実行しましょう。

yarn client start

ローカルサーバーでWebサイトを立ち上げたら、ブラウザのMetaMaskのプラグインをクリックし、あなたのウォレットアドレスの接続状況を確認しましょう。

もし、下図のようにConnectedと表示されている場合は、Connectedの文字をクリックします。

そこで、Webサイトとあなたのウォレットアドレスの接続を一度解除します。

Disconnect this accountを選択してください。

ページをリフレッシュして、Webアプリケーションがどのように表示されるか見てみましょう。

下記のように、Connect Wallet to Get Startedボタンが画面の中央に表示されていれば、シナリオ1のテストは成功です。

次に、シナリオ2をテストしていきます。

シナリオ 2. ユーザーは Web アプリケーションにログインしており、かつ NFT キャラクターを持っていない場合

👉 WEBアプリ上に、SelectCharacter コンポーネントを表示します。

Webアプリケーション上で、Connect Wallet to Get Startedボタンを押すと、下記のように、MetaMaskのポップアップが表示されます。

Nextボタン、Confirmボタンを押して、ログイン作業を行いましょう。

下記のような画面がWebアプリケーションに表示されていることを確認してください。

さらに、Webアプリケーション上で右クリックを行い、Inspectをクリックしたら、Consoleに向かいましょう。

Consoleに下記のような結果が表示されていたら、シナリオ2のテストは成功です。

Connected 0x3a0a49fb3cf930e599f0fa7abe554dc18bd1f135

🙋‍♂️ 質問する

ここまでの作業で何かわからないことがある場合は、Discordの#ethereumで質問をしてください。

ヘルプをするときのフローが円滑になるので、エラーレポートには下記の3点を記載してください ✨

質問が関連しているセクション番号とレッスン番号
何をしようとしていたか
エラー文をコピー&ペースト
エラー画面のスクリーンショット

シナリオ1と2のテストが完了したら、次のレッスンに進みましょう 🎉

🐰 Web アプリケーションから NFT キャラクターを Mint する​

🧱 SelectCharacterコンポーネントを作る​

👁 レンダリングロジックを構築してシナリオを実装する​

🤓 Web アプリケーション上でシナリオをテストする​

🐰 Web アプリケーションから NFT キャラクターを Mint する

🧱 `SelectCharacter`コンポーネントを作る

👁 レンダリングロジックを構築してシナリオを実装する

🤓 Web アプリケーション上でシナリオをテストする