lesson-2_ウォレットキャニスターを作成しよう
📦 サイクルを格納するウォレットキャニスターを作成しよう
さて、セクション2で申請をしたクーポンコードは取得できたでしょうか?
このレッスンでは、クーポンコードを使用してIC上にデプロイするwebsite
キャニスターのためのサイクルを用意します。
トークンはウォレットが管理するように、サイクルはサイクルウォレットと呼ばれるものが管理します。アプリケーションが稼働するための費用はこのサイクルウォレットから補給します。サイクルウォレットの実態はIC上で管理されるキャニスターです。
それでは、ターミナルを開いて始めていきましょう。
手順は、セクション2で紹介したこちらのステップを参考にしています。
以下のコマンドを実行して、無料サイクルがあらかじめ入った状態のウォレットキャニスターを作成します。
dfx canister --network=ic call fg7gi-vyaaa-aaaal-qadca-cai redeem '("YOUR_COUPON_CODE")'
少し待つと、ウォレットキャニスター IDが返されます。
(principal "CANISTER_ID")
以下のコマンドで、作成されたウォレットキャニスターのステータスを確認してみましょう。
dfx canister --network=ic status CANISTER_ID
約20兆サイクルが補給された状態のキャニスターであることが確認できます。
次に、作成したウォレットキャニスターを使用するためにIDを指定します。
ターミナルで以下のコマンドを実行しましょう。
dfx identity --network=ic set-wallet CANISTER_ID
このような出力が返されます。
Setting wallet for identity 'default' on network 'ic' to id 'CANISTER_ID'
Wallet set successfully.
これにより、サイクルを補充する際に呼び出されるウォレットキャニスターを指定することができました。
最後に、ウォレットキャニスターの残高を確認をしてみましょう。 以下のコマンドを実行します。
dfx wallet --network=ic balance
残高が取得できれば完了です!
20.099 TC (trillion cycles).
これでサイクルの準備が完了しました!
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